連量(kg)と厚さ
連量とは、全紙1,000枚の重さを示す単位(㎏)のことです。
詳しくは
同じ銘柄、同じ寸法の紙の場合、連量が大きくなるほど厚い紙といえます。
<ポイント>
同じ厚さの紙でも、寸法が違えば連量(㎏)は変わります。
連量の数値だけを見ると希望する厚さと異なる可能性があるため、寸法違いの紙の厚さを確認する場合は、注意が必要です。
例)四六判(1091×788mm)の連量:110kg
菊判(939×636mm)の連量:76.5㎏
四六判と菊判とで連量は異なりますが、同じ厚さの商品です。
同厚表示の活用方法
断裁購入される場合は、サイズ・流れ目・枚数によって経済的に仕上げられる全紙寸法が異なります。
同厚表示でヒットした商品それぞれを断裁し一旦カートに入れて、価格を比較していただくことをオススメいたします。
カートの確認画面にて商品の修正・削除が可能ですので、最終的にご購入いただく商品だけを残して注文手続きに進んでください。
例)アラベール ホワイト 四六判Y目 70kgをA3(420×297mm)Y目で100枚購入する場合
アラベール ホワイト 四六判Y目 70kgを断裁した場合
全紙25枚×140円+断裁料金600円=4100円(税抜)
四六判(1091×788mm)Y目1枚からA3(420×297mm)Y目が4枚取れますので、全紙25枚を使いA3を100枚仕上げます。
大きな四角形が全紙、白い部分がA3、グレー部分が余白を表すイメージ図です。
アラベール ホワイト 菊判Y目 48.5kgを断裁した場合
全紙25枚×90円+断裁料金600円=2850円(税抜)
菊判48.5kgは四六判70kgと同じ厚さです。
菊判(939×636mm)Y目1枚からA3(420×297mm)Y目が4枚取れますので、全紙25枚を使いA3を100枚仕上げます。
四六判よりも一回り小さい菊判は少ない余白でA3を取ることができ、全紙単価も安いため、今回のケースでは価格を抑えることができました。
アラベール ホワイト 菊判T目 48.5kgを断裁した場合
全紙34枚×90円+断裁料金600円=3660円(税抜)
菊判48.5kgは四六判70kgと同じ厚さです。
菊判(636×939mm)T目1枚からA3(420×297mm)Y目が3枚取れますので、全紙34枚を使いA3を102枚仕上げます。
四六判を断裁するよりは価格を抑えられましたが、流れ目の関係で菊判Y目の場合よりも取り都合が悪く、必要全紙枚数が増えてしまいました。
洋紙の主な連量早見表
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52.3 | 64.0 | 73.3 | 79.1 | 81.4 | 84.9 | 104.7 | 127.9 | 157.0 | 186.1 | 209.4 | |||||||||||
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四六判 | 45.0 | 55.0 | 63.0 | 68.0 | 70.0 | 73.0 | 90.0 | 110.0 | 135.0 | 160.0 | 180.0 | |||||||||||
B列本判 | 43.5 | 53.0 | 61.0 | 65.5 | 67.5 | 70.5 | 87.0 | 106.0 | 130.5 | |||||||||||||
菊判 | 31.0 | 38.0 | 43.5 | 47.0 | 48.5 | 50.5 | 62.5 | 76.5 | 93.5 | 111.0 | 125.0 | |||||||||||
A列本判 | 28.5 | 35.0 | 40.5 | 43.5 | 44.5 | 46.5 | 57.5 | 70.5 | 86.5 | 115.0 |
※空欄には該当する連量のものが一般的に製造されていません。
例)四六判(1091×788mm)45kgは、B列本判(765×1085mm)では43.5kg、菊判(939×636mm)では31kg、A列本判(625×880mm)では28.5kgという連量になります。