2026.09.24

『COLOR COMPENDIUM』
杉山久仁彦(株式会社DWH)

デザイナーの杉山久仁彦さんに、色彩ダイアグラムやチャートを用いて色彩の2500年を収めた本についておしえていただきました。
使用用紙

カバー
MTA+ -FS(エムティーエープラス-FS) 四六判Y目 180kg

表紙
インバーコートM-FS 四六判T目 223.5kg 

見返し
プライク-FS ブラック 720×1020mmT目 103kg

本文
ヴァンヌーボV-FS スノーホワイト 四六判Y目 130kg

用途
書籍・カタログ
選んだ理由

本書は、RICOHの連帳方式高速大型インクジェットプリンター「RICOH Pro VC70000」の印刷サンプルとしてスタートしました。高速・大量印刷を主用途とするVC70000は、普通紙やコート紙への印刷がおもな用途ですが、より高い色再現性を求め、特注可能な嵩高紙を数種類テスト。その中から最も優れた結果を示した「ヴァンヌーボV-FS」を選び、ロール紙として特注するという大胆な試みが実現しました。
190ページの大型本(280×290mm)を10回ほど校正し、色彩図版を個別に調整することで、高い嵩と豊かな風合いを合わせ持つ「ヴァンヌーボV-FS」の色再現能力を最大限に引き出すことができました。特に印象的だったのは黒とグレーの再現性です。K100%とリッチブラックを明確に使い分けることができ、豊かなグレーの階調が多彩な色図の彩度を引き立てています。
カバーには「MTA+ -FS」を使用しました。厚盛りデジタルニスによる加飾を施すため、また、指紋や手の脂などが付きやすくなることを考慮し表面をマットPP加工しています。見返しには「プライク-FS ブラック」を使用し、「RICOH Pro C7500」でGoldとSilverの色彩概念図を印刷。表紙には「インバーコートM-FS」を採用しました。
高速・大量印刷を主用途として開発された大型インクジェットプリンターと、高級印刷用紙「ヴァンヌーボV-FS」。その本来は想定されていなかった組み合わせから始まった印刷実験が、色彩の2500年を一冊に収める本へと発展しました。(杉山久仁彦さん)

「Red Dot Award: Brands & Communication Design 2025」受賞
RICOH Graphic Communications BU「RICOH WAY VALUE AWARD2025」シルバー受賞

印刷加工

カバー
デジタル印刷(RICOH Pro C7500)、マットPP、ニス引き(DuploDDC-8000によるデジタル厚盛りニス)

表紙
デジタル印刷(RICOH Pro C9500)

見返し
デジタル印刷(銀+金+スミ)(RICOH Pro C7500)

本文
デジタル印刷(CMYK、銀、金、ネオンピンク、ネオンイエロー、ネオンブルー)(RICOH Pro VC70000、RICOH Pro C7500)

印刷
株式会社リコー

書籍情報

『COLOR COMPENDIUM』
100冊制作 非売品

発行
株式会社DWH

デザイン
杉山久仁彦

仕様
並製本 280×290mm 190ページ

印刷
株式会社リコー

ISBN
978-4-9914107-0-3

詳細
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