祝と礼─MARK THE MOMENT
祝(ほぎ)と礼(れい)、つまり祝祭性と礼節は、人が織りなしてきた文化の中で重要な儀礼であり、心のあり方を示すものです。
紙という、白くたおやかな物質に触発されて、人々は祝と礼にまつわる様々なかたちを生み出してきたと考えられています。
かたちは心の現れであり、心はかたちの様相として表現されてきたのです。
TAKEO PAPER SHOWの第50回目の節目に際して、紙が人間の心の中に生み出してきた、晴れやかな、そして慎ましいイマジネーションを今一度、呼び起こす試みとして開催しました。
クリエイションーCREATION
18組のクリエイターが「祝と礼」をテーマに多彩な作品を展開しました。
多領域から招聘した、紙の繊細な世界に通ずる才能が、ハレの瞬間と紙という物質が交わる場所に、それらが宿す新しい価値と可能性を表現しました。
紙と出会いなおすーENCOUNTER
TAKEO PAPER SHOW 50では紙を新鮮な気持ちで見つめ直す機会をつくりました。
真っ白な紙、原料の繊維を残した野趣に満ちた紙。存在感が希薄なほどに薄い紙。全長7mにおよぶ手漉き紙。
1000年以上変わらぬ手法で漉かれた紙や、機械によって精緻化・高精度化したファインペーパーなど、多種多様な表情、用途をもった紙との対峙を通して、人間の創造意欲を触発し続けてきた紙と、新たに出会い直すような体験を提示しました。
加工ーENHANCEMENTS
緻密なカッティングや凹凸加工、特殊印刷など、紙上に精細に施された加工は、紙を全く異なる物質へと昇華させ、見慣れたと思っていた紙という素材に、新たな発見と驚きを付与してくれます。
簡単に汚れ、すぐに皺ができる反面、しなやかで強靭な性質を持つ紙、そんな紙の魅力をさらに飛躍させる加工技術のいくつかを厳選して展示・解説しました。
「制作者」ー「THE CREATOR」
展示作品の背景にある、思考と制作過程を収めたドキュメンタリーです。
各クリエイターのコメントと制作の様子を織り交ぜた映像で、クリエイションの見えなかった部分をひもとくとともに、作品に用いられる紙や加工技術の記録と継承も目指しました。
繊維と循環ーFIBERS AND CYCLES
3Fフロアでは、循環資源としての紙を支える仕組みに焦点を当てた展示を行いました。
古紙パルプとバージンパルプ、それぞれの特性や役割を紹介し、紙が繰り返し生まれ変わる循環の仕組みや、持続可能な森林資源との関わりをひもときました。
FINE PAPERS
2024年以降に発売した新製品やリニューアル品を中心に、竹尾の多彩なファインペーパーを紹介しました。
パッケージ用途や目的に応じた機能性を付与した紙をはじめ、今後発売予定の製品など、約30銘柄を展示しました。
(最終入場18:30)
最終日のみ11:00―16:00(最終入場15:30)
東京都千代田区神田錦町2-2-1 神田スクエア2F・3F
ダイニック株式会社、
大和板紙株式会社、
中越パルプ工業株式会社、特種東海製紙株式会社、
日本製紙株式会社、北越コーポレーション株式会社、
三菱製紙株式会社、
リンテック株式会社
※五十音順
坂下 麦、坂本俊太、澁谷克彦、大黒大悟+朝吹真理子、
髙田 唯、竹田美織、寺山紀彦、永井一正、林 規章、
原 研哉、平野敬子、山口信博+折形デザイン研究所、
Paper Parade、Rivotorto Pieces
※敬称略

2026年10月17日|土|13:00─14:30
岡﨑龍之祐 × 原 研哉
2026年10月17日|土|17:30─19:00
嘉戸 浩 × 大黒大悟 + 朝吹真理子
(モデレーター:原田優輝)
2026年10月18日|日|13:00─14:30
鎌村和貴 + nomena × 原 研哉
2026年10月18日|日|17:30─19:00
荒牧 悠 × 坂下 麦 × 寺山紀彦(モデレーター:原田優輝)
2026年10月19日|月|17:30─19:00
山口信博 × Rivotorto Pieces
(モデレーター:山田泰臣)
2026年10月20日|火|17:30─19:00
澁谷克彦 × 林 規章(モデレーター:西 まどか)
2026年10月22日|木|13:00─14:30
「紙と環境について考える」日本製紙連合会 門田克行
2026年10月23日|金|17:30─19:00
坂本俊太 × 髙田 唯(モデレーター:原田優輝)
2026年10月24日|土|13:00─14:30
原 研哉
2026年10月24日|土|17:30─19:00
竹田美織 × Paper Parade(モデレーター:西 まどか)
オープン:2026年11月10日予定
所在地:東京都千代田区神田錦町3-18-3
店舗サイト
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