2017.06.13

NK craft 菊地七夢

ペーパークイリングでデコレーション『父の日のプレゼントボックス』

ペーパークイリング作家のNK craft 菊地七夢さんにご用途をおしえていただきました。

用紙: ビオトープGA-FS、NTラシャひまわり、NTラシャスノーホワイト、色上質空、タント L-72、タント G-61、みやぎぬ松葉、みやぎぬ桃　など

連量　四六判Y目　90Kg～100Kg

用途: ペーパークイリング作品

選んだ理由: ペーパークイリングは、細く切った紙を巻いたり、折ってお花を形作るペーパークラフトです。
紙の厚さが薄すぎても厚すぎても綺麗に仕上がりませんし、紙は立体的になると、平面で見た時よりも色が濃く感じらるので、紙を選ぶ時は必ずお花にした時の印象を大切にして選んでいます。いつも紙の厚さの種類が豊富で、色数も多い紙から選んでいるのですが、なかでも、繊細な質感にまでこだわった紙が揃う日本の紙メーカーさんが扱う紙は、色合いにこだわった作品作りをする私にとって、なくてはならない存在です。

今回は父の日のプレゼントをテーマにした作品なので、黄色のバラに「NTラシャひまわり」と、それを引き立てるシックな色合いの紙を選んでいます。青いバラには「ビオトープGA-FS」を使っています。濃い色の紙はお花にした時に思った以上に暗い印象になってしまうので、紙自体の発色の良さや光沢を確かめながら選びました。「みやぎぬ松葉」や「みやぎぬ桃」には紙の表面にエンボスがあるので、お花にしたときにそれが微妙な陰影を生んで、より立体感を表現してくれています。

素敵な紙を選んで作ったこの作品が、贈る方にとっても、贈られた方にとっても、いつまでも残しておきたい作品として喜んでいただけると嬉しいです。（菊地七夢さん）