2017.09.27
永岡 綾
『週末でつくる紙文具 』収録
「NOTEBOOK 3分割ノート」の別バージョン
編集者・文具プランナーの永岡 綾さんにご用途をおしえていただきました。
(Photo:永岡 綾)
- 用紙
- チャコールグレーのノート
表紙
GAファイル チャコールグレー 四六判Y目 310kg
本文
ポルカレイド バナナ 四六判Y目 90kg
ビオトープGA-FS コットンホワイト 四六判Y目 60kg
ブンペル ダンボ 四六判Y目 95kg
ココア色のノート
表紙
GAファイル ココア 四六判Y目 310kg
本文
スピカレイドボンド 888X625mmY目 50kg
STカバー うすあさぎ 四六判Y目 115kg
NTラシャ 青緑 100kg
- 用途
- 紙文具
- 選んだ理由
- 3つの本文を1冊にまとめたノート。例えば「打ち合わせ用+TO DO用+プライベート用」や「旅の準備メモ+旅日記+旅先でのスケッチ」など、目的別に使い分けできます。せっかく手製本でつくるのだから、本文の紙選びにもこだわりたいところ。わたしのおすすめは、筆記しやすい白系のもの、らくがきしやすいラフなもの、テンションのあがる好きな色、の3種をミックスすることです。
チャコールグレーの表紙のほうは、左にポルカレイド。おいしそうなバナナカラーが開くたびに目に入ります。右上はビオトープ。わたしはスムースな紙よりもやや引っかかりがあるくらいのほうが書きやすいと感じるので、ビオトープを選びました。右下はブンペル。ダンボールカラーのラフなテクスチャーは、アイデアをらくがきするのにぴったりです。
ココアの表紙のほうは、左にスピカレイドボンド。クラシックな透かし模様の入った紙は、文具好きにはたまりません。右上はSTカバー。イギリスの木炭紙がイメージだという簀目模様の入った紙は、スピカレイドボンドと相性がよいように思います。右下はNTラシャ。お気に入りの「青緑」にしました。
ノートの紙選びは、書く人にとってとても大切だと思います。目にやさしいか、手ざわりが快適か、筆記具との相性はよいか……人それぞれ基準は違うもの。自分にとっての最適を見つけて実現できるのが、手で文具をつくることの醍醐味です。(永岡 綾さん)
- デザイン・制作
- 永岡 綾
- 関連書籍
- 『週末でつくる紙文具』
書く、整理する、保存する ― 目的別・30種類のつくり方
著者 永岡 綾
発行 グラフィック社
発売 2017年7月10日
定価 1500円+税
詳細 グラフィック社