2023.09.21

増本綾

吉田遥 詩集『どれでもなく、その、すべての灯』

活版印刷作家の増本綾さんに、詩集の装幀についておしえていただきました。

用紙
表紙:グムンドバイオサイクル-FS クロロフィル 700×1000mmT目 210kg
本文・帯:アラベール-FS スノーホワイト 四六判Y目 160kg
用途
書籍
選んだ理由
はじめて吉田遥さんの詩を読んだ時、「この詩にぴったりの紙がある」とひらめきました。半分が牧草であるというこの特別な紙「グムンドバイオサイクル-FS クロロフィル」を表紙に選んだことで、ページをめくるたびに草の香りが広がります。
三篇の詩は作品ごとに繊細にインキの色を変え、真鍮版で印刷しました。「親愛」「歳月」はハイデルベルク社のプラテン機を、「丘へ」はヴァンダークック社の校正機を使用しました。機械を変えることで印刷に微かな違いが現れています。
帯の色は8色あり、写真も樹脂製版による活版印刷です。(増本綾さん)
印刷加工
活版印刷、合紙、蛇腹折り
デザイン・制作
増本綾
書籍情報
『どれでもなく、その、すべての灯』
著者 吉田遥
仕様 蛇腹製本 8ページ
定価 3,500円(税込)
発売 2023年7月1日 限定200部

販売店 善行堂

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