2024.03.21

三分設計 B126 Workshop

お年玉袋「2024龍年三龍紅包『龍與浪。太湖壽石。龍騰松柏』」

台湾のデザイン会社 三分設計 B126 Workshopさんに、紅包袋(お年玉やご祝儀を包む際に用いられる赤い祝儀袋)についておしえていただきました。

用紙
箔守-FS 四六判Y目 70㎏
用途
お年玉袋
選んだ理由
3種の龍のイメージをテーマにデザインしています。
1つ目は「龍與浪」。日本の琳派をイメージした龍と金の波で、全体的にきらびやかで迫力があります。
2つ目は「太湖寿石」。宋の時代から親しまれる寿石に着想しました。龍のような特殊な形で、長寿を願う意味合いがあります。
3つ目は「龍騰松柏」。聳える松は力強さと長寿を、勇猛な龍の爪は強さと勇気を表し、繁栄と春の訪れを表現しています。

龍は実在しませんが、古来より人々から龍への畏敬の念は絶えることなく、その姿を自然へと投影してきました。風を呼び雨を降らせる海龍、山々を流れる龍脈を表す寿石、龍のような造形の松の幹という3種の龍のイメージを選び、現代の箔押しの技術、「紅包袋」を送る新年の習慣と融合させました。

本来赤を使用する「紅包袋」に、思い切って黒色を採用しました。黒と金の組み合わせは古来から現代まで豪華で高級感のある組み合わせとされています。箔押しを多用したデザインですが、紙由来の腐食を抑制する「箔守-FS」は安心して使うことができました。
(三分設計 B126 Workshopさん)

--以下原文--
背景介紹:
以三款不同龍的詮釋設計紅包,第一款為龍與浪;為日本琳派風格龍以及金浪,整體金閃霸氣,第二款為太湖壽石;使用宋朝流行至今的壽石為概念,其形特殊張力似龍形,帶有祝賀祝壽意涵,第三款龍騰松柏;松柏挺拔,象徵著堅強與長壽;龍爪勇猛,代表力量和勇氣,迎來繁榮春風。

設計理念:
龍與浪、壽石、松柏,雖從未存在真龍現身,但自古以來對龍的敬畏想像從未停止,所以我們詮釋三種龍的意象,分別為海浪的呼風喚雨海龍,壽石山形的龍脈,松柏樹軀幹的意象龍,從人對於自然物的投射去表現龍的形意,結合到現代燙金工藝,以及新年文化的紅包載體。

箔守使用原因:
希望紅包能有紅色之外的顏色,所以我們將紅包的顏色大膽運用黑色取代,黑色與金色在歷史中或是現代流行,都是能夠代表奢華與高級的配色,所以我們選用箔守作為這次紅包的紙材,我們作品中有大量使用到燙金工藝,也因箔守對於由紙張問題產生的黑紙燙金氧化這點的改善,讓我們對於箔守的使用更為放心。
印刷加工
箔押し(金、艶消し金)、デボス、抜き
岱稜科技燙金箔專家 UNIVACCO
デザイン
三分設計 B126 Workshop

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