2025.04.30

小玉 文(BULLET Inc. )

「黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化」展覧会ツール

グラフィックデザイナーの小玉 文さんに、グーテンベルクによる活版印刷の発明がもたらした文化形成や影響にフォーカスした展覧会のツールについておしえていただきました。

用紙
フライヤー(写真1枚目)、チケット(写真2枚目)
タブロ-FS 四六判Y目 65.5kg

招待状(写真3枚目)
本体:NTラシャ 漆黒 四六判Y目 100kg
封筒:NTラシャ 漆黒 四六判Y目 70kg

図録(写真4~6枚目)
表紙:黒気包紙 U-FS L判Y目 295㎏
見返し、扉:NTラシャ 漆黒 四六判Y目 130kg
用途
フライヤー、チケット、招待状、封筒、書籍
選んだ理由
印刷博物館 主催の企画展『黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化』のための印刷物です。
紙に黒いインキで文字や絵柄を複製する「印刷」のことを、発祥の地ドイツでは魔術や魔法という意味を込めて「die schwarze Kunst(黒い技術)」と呼びました。フライヤーとチケットはドイツで愛されてきた書体 ブラックレターを並べて制作した黒い森を「タブロ-FS」に印刷することで、昔の印刷物のようなザラっとした印象に仕上がりました。招待状、封筒、図録では可能な限り黒の深さを追求したく、「NTラシャ 漆黒」と「黒気包紙 U-FS」を用いました。(小玉 文さん)
印刷加工
フライヤー
表面:オフセット特色2色印刷(黒[メガキュアーFA-QDLスーパーブラック]、TOYO CF10118)
裏面:オフセット特色4色印刷(黒[メガキュアーFA-QDLスーパーブラック]+CMY印刷)

チケット:オフセット特色2色印刷(黒[メガキュアーFA-QDLスーパーブラック]、TOYO CF10118)
招待状本体、封筒:オフセット特色1色印刷(PANTONE 8002C)

並製本
図録
表紙:箔押し(艶消し黒、黒、金)、両雁垂れ
扉:オフセット特色1色印刷(PANTONE 8002C)、グロスニス
デザイン
小玉文(BULLET Inc.)
写真撮影
水野谷維城
書籍情報
『黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化』
企画・編集 式洋子
執筆 樺山紘一、ニノ・ナノバシビリ博士、ヨアヒム・ミューラー・ランセイ、式洋子
デザイン 小玉 文(BULLET Inc.)
仕様 B5判 222ページ 並製本
発売 2025年4月26日
定価 3,960円(税込)

販売サイト 印刷博物館オンラインショップ
関連イベント

「黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化」

会期
2025年4月26日│土│―7月21日│月・祝│
月曜日(5月5日、7月21日を除く)、5月7日│水│/休館
10:00-18:00
会場
印刷博物館
東京都文京区水道1丁目3番3号 TOPPAN小石川本社ビル map
入場料 一般1,000円、学生500円、高校生300円
※中学生以下、70歳以上の方、障がい者手帳等をお持ちの方とその付き添いの方は無料
※20名以上の団体は各50円引き
※2025年5月5日│月・祝│(こどもの日)は無料
概要
グーテンベルクによる活版印刷術の発明が文化形成に大きく影響を与えてきた様子を、その技術を生み、現代に継承するドイツを通じて振り返るとともに、グーテンベルクの功績に迫る展覧会。
詳細
印刷博物館 詳細ページ

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