2022.11.25

シナモン

大阪中之島美術館「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」展
ボックスセット

デザイン会社のシナモンさんに、特装版図録とオリジナルグッズをセットにしたボックスについておしえていただきました。

用紙
外箱・中仕切り:ファインフルート (Eフルート ホワイト/赤/極・焦茶)
マーブルチョコレートの箱:GAファイル ホワイト 四六判Y目 620kg
マッチ箱:スノーブル-FS #310 L判T目 273kg
用途
パッケージ
選んだ理由
特装版図録と2人の作品にちなんだ個性的なグッズを詰め合わせた、他にない特別な仕様の限定ボックスセットを作りたいというご依頼を受け、「箱までも特別であるように」と外装に「ファインフルート」をご提案しました。

色選びは照明を落とした店内で料理やお酒を味わうようなイメージで、外側は現代的に白×黒艶の箔押し。内側一面には深い茶を。中芯に展覧会のキーカラーの朱を挟みました。セットの全貌を大阪中之島美術館さんや竹尾さんにご説明した際に「これを肴にお酒が飲める」という感想をいただいたのも印象を固めていくパワーワードになりました。

ボックスの中に納めるグッズのうち、リトグラフのインクを安定させるために使用する「アラビアゴム(Gum arabic)」にちなんだマーブルチョコレートの箱は、活版印刷に安定感のある「GAファイル」。ロートレックの作品「Confetti/紙吹雪」をあしらったマッチ箱には、本物の紙吹雪を忍ばせました。質感の多様さを出したくいくつかテストした中で、デジタル印刷機との相性から「スノーブル-FS」に決めました。そのほかのグッズも、個々に作品のエピソードや印象に沿う紙選び・工法を大阪中之島美術館さん・江戸堀印刷所さんと相談しながら進めていきました。その全部を収める中仕切りも「ファインフルート」で隙なく作っていただき、下段に図録を納め、深赤の紙を目隠しに被せ「他にない特別な仕様のボックスセット」となりました。

夜な夜な蓋を開け手にとっては絵や紙を愛で、また納める。封を切るのもためらっていただきたいです。(シナモンさん)

大阪中之島美術館「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」展 図録(2022.11.24掲載)
印刷加工
外箱・中仕切り:抜き、箔押し(黒)
マーブルチョコレートの箱:活版印刷 (2色)
マッチ箱:デジタル印刷
デザイン・制作
シナモン
江戸堀印刷所
クライアント
大阪中之島美術館
仕様・価格
仕様 435×313×56mm
   特装版図録1冊、グッズ8点入り
定価 22,000円(税込)
関連イベント

「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」展

会期
2022年10月15日|土|-2023年1月9日|月・祝|
月曜日(1月2日、1月9日を除く)、12月31日、1月1日 /休館
10:00-17:00(入場は16:30まで)
会場
大阪中之島美術館 4階展示室
大阪府大阪市北区中之島4-3-1 map
概要
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901年)とアルフォンス・ミュシャ(1860-1939 年)が芸術の都パリで活躍した1891年から1900年までの10年間に焦点を当て、二人が共通して取り組んだ石版画ポスターを中心に紹介する企画展。
主催 大阪中之島美術館、朝日新聞社
※11月29日|火|より展示作品の一部が変わります
詳細
大阪中之島美術館

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