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トップ > 紙の基礎知識 > 紙の重さ・厚さ・束(坪量・連量)

紙の重さ・厚さ・束(坪量・連量)

紙の重さを表す方法には、「坪量」と「連量」の二種類あります。

坪量(つぼりょう)

坪量とは、洋紙及び板紙1m²当たりの重量のことです。「g/m² 」で表示します。坪量は紙の重さに関する元となる数値です。米坪(べいつぼ)、メートル坪量などと呼ぶこともあります。

連量(れんりょう)

ある規定の寸法に仕上げられた紙1,000枚のことを1連(1R)と呼びます(板紙の場合、100枚で1ボード連・1BR)。連量とは1連の紙の重量のことをいい、単位はkgで表示します。連量は紙の厚みを知るための目安ともなります。

同じ坪量の紙でも、寸法が大きくなれば、その分1,000枚(1連)の重さは重くなり、連量も大きくなります。このように同じ坪量(同ベース)で、寸法が違うときは連量の数字は異なりますが紙の厚さは同じとなります(※)。

四六判110kgと同坪量の菊判の時の連量の求め方

  1. まずは四六判の面積を求める
    0.788(m)×1.091(m)=0.86(m²)
  2. 面積と重さから、坪量を求める
    110÷0.86=127.9g/m²
  3. 坪量・菊判の面積から連量を求める
    0.636(m)×0.939(m)=0.597・・・(m²)
    127.9(g/m²)×0.597(m²) =76.3563
  4. 連量は小数点第一位を二捨三入・七捨八入し、整数
    または0.5kg単位とするので 76.3563 → 76.5kg
    =四六判110kgは菊判の76.5kg

※紙の連量を比較するときに、最も品数の多い四六判での連量表記であわせることが多く、他の規格の連量を四六判ベースの連量に換算して比較することを四六判換算といいます。

坪量・連量早見表

坪量・連量は下記の早見表で簡単に調べることもできます。

調べたい紙/元になる紙   四六判   B列本判   菊判   A列本判   ハトロン判
四六判   -   0.965   0.694   0.640   1.256
B列本判   1.036   -   0.720   0.663   1.301
菊判   1.440   1.390   -   0.921   1.808
A列本判   1.563   1.509   1.086   -   1.964
ハトロン判   0.796   0.769   0.553   0.509   -

例)菊判62.5kgの紙を、四六判に換算する場合62.5 kg×1.440=90kg

洋紙の主な連量早見表

坪量/規格   52.3   64.0   73.3   79.1   81.4   84.9   104.7   127.9   157.0   186.1   209.4
四六判   45.0   55.0   63.0   68.0   70.0   73.0   90.0   110.0   135.0   160.0   180.0
B列本判   43.5   53.0   61.0   65.5   67.5   70.5   87.0   106.0   130.5        
菊判   31.0   38.0   43.5   47.0   48.5   50.5   62.5   76.5   93.5   111.0   125.0
A列本判   28.5   35.0   40.5   43.5   44.5   46.5   57.5   70.5   86.5       115.0

※空欄には該当する連量のものが一般的に製造されていません。

紙の密度と束(つか)

紙の厚さは坪量、連量だけでなくその紙の密度(緊度)によっても変わります。また、紙の密度は、平滑性、不透明度、光沢度、腰、強度、紙くせなどの品質特性にも影響します。

紙の密度は主に、パルプの叩解度(こうかいど)によって変化します。叩解を進めれば進めるほど繊維間の結合が進み締まった紙になり、紙の平滑度も増します。反対に、叩解度を低くすると繊維間の空隙率(くうげきりつ)が高くなり密度の低い、空気を含んだ厚みのあるふわっとした紙になります。

以上のように、紙の厚さは同じ連量でも密度によって異なります。そのため、本をつくるときなどは「束見本」をつくって実際の仕上がりの厚み(束)がどれくらいになるかを調べることも必要です。

例)一般的に使われる紙で四六判全紙1枚を使用し、B5サイズ・32ページ(16枚)の冊子を制作する場合の一部の重さと厚さの例

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