紙をめぐる話|紙の生まれる風景 No.11
紙祖神(しそしん)岡太神社(おかもとじんじゃ)
2013.08.01
初出:PAPER’S No.44 2013 夏号
2013.08.01
初出:PAPER’S No.44 2013 夏号
その社殿は艶やかな苔に囲まれ、佇んでいる。
拝殿と本殿が連なる、
美しくも独特な複合社殿には、
約千五百年前にこの地に紙づくりを伝えたとされる
紙祖神である女神、川上御前が祀られている。
福井・越前和紙の里で営まれている和紙づくりは、
この地で暮らす人びとがいまも川上御前に寄せる
親しみの念と崇敬に深く結びついている。
鎌倉時代以降、職人たちの「紙座」(組合)が
この地域の和紙づくりの保護、流通、発展を
大きく促してゆくが、一産業の発展にとどまらず、
その結束力は歴史的な苦難を地域の人びとが
力を合わせて乗り越える、共同体の力でもあった。
和紙づくりという縁は、人を結び、町を守り、
この地の日々の営みに、溶け込んでいる。
拝殿と本殿が連なる、
美しくも独特な複合社殿には、
約千五百年前にこの地に紙づくりを伝えたとされる
紙祖神である女神、川上御前が祀られている。
福井・越前和紙の里で営まれている和紙づくりは、
この地で暮らす人びとがいまも川上御前に寄せる
親しみの念と崇敬に深く結びついている。
鎌倉時代以降、職人たちの「紙座」(組合)が
この地域の和紙づくりの保護、流通、発展を
大きく促してゆくが、一産業の発展にとどまらず、
その結束力は歴史的な苦難を地域の人びとが
力を合わせて乗り越える、共同体の力でもあった。
和紙づくりという縁は、人を結び、町を守り、
この地の日々の営みに、溶け込んでいる。