紙をめぐる話|紙の生まれる風景 No.15
日清紡ペーパー プロダクツ
富士事業所 円網抄紙機
富士事業所 円網抄紙機
2015.08.01
初出:PAPER'S No.50 2015 秋号
2015.08.01
初出:PAPER'S No.50 2015 秋号
細長い紙が突然、ローラーの隙間から
ひょっこりと顔を出した。
横幅はおよそ30cmほど、人の肩幅くらいだろうか。
ぴんと張りのある外観は
すっかり紙の体を成している。
長年使い込まれ経年変化した機械との
コントラストによって
真新しい紙の白さはいっそう白く際立ち、
目にまばゆいほど。
その紙が数m離れた向こう岸にある機械の
ローラーヘと
つなぎ渡された瞬間のことだった。
細長だった紙はみるみるうちに
横へ横へと広がっていき、
視界はあっという間に
一面の真っ白な質感に満たされた。
まるで大きな白い絨毯が
一瞬にして目の前に現れたようだった。
幅広になった紙は、
対岸へ勢いよく突き進んでいく。
その先で紙は裁断され、後は静かに出番を待つ。
ワイヤー、プレス、ドライヤーパートと
長い工程を経た紙の誕生の旅は、
ここでようやく終わりを迎えるのである。
ひょっこりと顔を出した。
横幅はおよそ30cmほど、人の肩幅くらいだろうか。
ぴんと張りのある外観は
すっかり紙の体を成している。
長年使い込まれ経年変化した機械との
コントラストによって
真新しい紙の白さはいっそう白く際立ち、
目にまばゆいほど。
その紙が数m離れた向こう岸にある機械の
ローラーヘと
つなぎ渡された瞬間のことだった。
細長だった紙はみるみるうちに
横へ横へと広がっていき、
視界はあっという間に
一面の真っ白な質感に満たされた。
まるで大きな白い絨毯が
一瞬にして目の前に現れたようだった。
幅広になった紙は、
対岸へ勢いよく突き進んでいく。
その先で紙は裁断され、後は静かに出番を待つ。
ワイヤー、プレス、ドライヤーパートと
長い工程を経た紙の誕生の旅は、
ここでようやく終わりを迎えるのである。