紙をめぐる話|紙の生まれる風景 No.7
三菱製紙 八戸工場
2011.08.01
初出:PAPER'S No.38 2011 夏号
2011.08.01
初出:PAPER'S No.38 2011 夏号

自然は時に猛威をふるう。
そのことを身を以て感じたのが、
東日本大震災だった。
青森県の海辺にたつこの工場も、
津波の被害を受け
2ヶ月強の操業停止を余儀なくされた。
しかし、1日も早い復興を目指す社員たちの
底力によって
着々と本来の姿を取り戻しつつある。
東北電力への電力供給開始を皮切りに、
生産能力の半分はすでに回復して
今年の11月にはフル生産が可能になる予定だそうだ。
紙づくりは、
自然とつながることで成り立っている。
それが最新設備の工場を通して
生み出されるのだとしても、
紙を媒介として自然と人がつながっていくのだ。
自然と人が共生していくには、幾多の厳しさと
直面しなければならないこともあるけれども、
紙の生まれる風景とは、
知恵と勇気と優しさをもって、
明日に向かうことでもあるのだ。

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