紙と環境
竹尾は、持続可能な社会づくりに貢献するために、原料の森林管理から古紙のリサイクル利用に至るまで、
さまざまな側面で環境に配慮した紙を取り扱っています。
紙と循環
紙は自然由来の素材であり、使用が森林減少や環境負荷につながると誤解されることがあります。
しかし、計画的な植林と伐採のサイクルや、古紙の利用によって、紙は循環資源としての位置づけを確立しています。
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森林認証制度
森林認証紙を選ぶことは、健全な森林の育成をサポートし、保護することにつながります。
また、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律 (クリーンウッド法)は、輸入・国産を問わず、すべての木材の合法性の調査や確認を義務付けています。
日本では、輸入パルプ材の約30%が森林認証材ですが、森林認証機関の基準に従って管理された森林由来の木材を含めると、その割合は100%に達します。
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古紙パルプとバージンパルプ
日本の古紙回収率は約80%で、世界トップクラスです。古紙は新聞やトイレットペーパーなどにリサイクルされ、紙の使用サイクルを支えています。
ただし、古紙の繊維は再生するたびに短くなるため、新しいパルプを適度に混ぜることが重要です。バージンパルプと呼ばれる新しく木材から取り出されたパルプは、古紙パルプよりも強度があり繊維の白さも優れています。高品質な印刷物やパッケージを作る際には古紙配合率が低い紙を使うなど、用途に応じた使い分けがユーザーには求められます。
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エネルギー循環とCO2
木材は成長過程でCO2を吸収し、紙へと姿を変えます。そのため、紙を廃棄・焼却する際に排出されるCO2は新たな排出とみなされず、カーボンニュートラルと認識されています。
また、製紙工場では木くずやパルプ製造の副産物をエネルギー源として活用し、再生可能エネルギーの使用を促進しており、
製紙産業全体では再生可能エネルギーと廃棄物由来のエネルギーが全体の54%を占めています。適切に管理された森林の木材を使用する限り、紙を使うことは自然の大きな循環の中の一つの営みと言えるでしょう。
紙と水
紙をつくるには水が欠かせません。
木の繊維を細かく取り出したパルプを水中に分散させ、均一にならしながら脱水することで紙となります。
品質が安定した、良質な紙を作るには、微粒子や不純物を含まない清浄な水が必要になります。
製紙業界は水資源の保護に努めており、製造工程で使用した薬品や染料などを含んだ水も、
取水時よりもきれいな状態まで浄化したのちに自然に還しています。