活版印刷
風合い豊かなファインペーパーとの相性は極めて良く、名刺やショップカード、ステーショナリーなどさまざまな印刷物が作られています。
紙の選び方
活版印刷は、版の凸面にインキをのせ、圧力をかけてインキを紙に転写する凸版印刷の一種です。
従来は活字と呼ばれる金属製の文字を組み、凸面にインキをのせて印刷しますが、亜鉛や樹脂で作られた凸版も用いられます。
オフセット印刷と比較すると、墨がより黒々とすり上がり、紙に微かなへこみが生じるのが大きな特徴です。
また、オフセット印刷では対応が難しい、1mm以上の超厚手の紙にも印刷が可能です。
基本的には紙を選ばず印刷できますが、仕上がりを重視する場合は「密度が低くやわらかい紙」が特に適しています。
印圧によるへこみが美しく際立ち、紙が持つやさしい手触りと相まって、温もりのある印刷表現が得られます。
へこみをしっかりと表現したい場合は、上記の特性を備えたうえで、厚みのある紙を選ぶと効果的です。
厚手の紙は裏面への影響も最小限に抑えられます。
一方、薄手の紙ではへこみが浅くなりやすく、裏面に凹凸が生じやすいため注意が必要です。
具体的な紙の種類としては、コットンを多く配合した紙や、インキが浸透しやすい非塗工紙が挙げられます。
コットンを多く配合した紙は、ミニサンプルH-6にまとめて収録しています。
紙選びの参考としてご活用ください。
全て活版で印刷された詩集です。
表紙はグムンドバイオサイクル-FS クロロフィル。牧草を配合した素朴な質感は、活版印刷ならではのクラフト感と調和します。
帯と本文には、非塗工紙ならではの優しい手触りが特徴のアラベールーFSが採用されました。
帯の写真も活版で印刷され、オフセット印刷とは異なる、味わい深い表現となっています。
おすすめの銘柄
コットン繊維を配合した紙
品格のある風合いと耐久性を兼ね備えており、フォーマルな名刺や招待状などにおすすめです。
密度が低い、嵩高(かさだか)の紙
ほとんどが非塗工紙ですが、最近では微塗工紙のスノーブルーFSも新定番となりつつあります。
色紙
紙の断面まで美しく染まった色紙を使った名刺やショップカードは、高い存在感を放ち、受け取った相手の印象にも強く残ります。