7月のセレクト10　“YELLOW YELLOW YELLOW”

田中　7月のテーマはお星様です。
黄色からゴールドまでのグラデーションが美しく見えるように選びました。
鮮やかでまぶしい、黄色やキラキラしたゴールドをセレクトしていたら、

気持ちも明るく元気になりますね！
今回のYELLOWのセレクトは目にも鮮やかです！

1.クラシコトレーシング-ＦＳ 星くずし | うす黄 788×546mmＹ目 41kg

抄き込まれた繊維が夜空に輝く天の川をイメージさせる、特別なトレーシングペーパー。
紙を抄く際に繊維を漂わせながら偶然にできた模様には、自然な魅力があります。

田中　星くずしという名前といい、透け感といい、なんだか儚い感じがお星様みたいで、いいなと思って選びました。

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2.マーメイド | レモン 四六判Ｙ目 110kg

日本で初めて作られたフェルトマーク（毛布柄）のファインペーパー。柔らかな凹凸がある肌合いが特徴。 人魚が住む海の穏やかなさざ波をイメージして「マーメイド」と名付けました。

田中　黄色の色の幅を持たせるために、セレクトはレモンイエローからスタートしようと思っていました。 マーメイドの明るいレモンイエローがイメージにぴったり。

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3.ＳＴカバー | ひまわり 四六判Ｙ目 115kg

イギリスの木炭紙をイメージして戦後まもなく作られた、簀目（すのめ）模様のファインペーパーです。 かすかな凹凸のある縞目が特徴。

発売当時の製紙メーカーの社長「谷 清一」氏のイニシャルから名付けられました。

田中　風合いのバリエーションを持たせるため、シマシマが入っている黄色の紙を選びました。ぬくもりが感じられる質感も好きです。

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4.ルミナカラー | ひまわり ハトロン判Ｔ目 113.5kg

エナメルのような片面光沢をもつ平滑なファインペーパーです。
丈夫なクラフト紙をベースにしているので、封筒や包装紙にもぴったりです。

田中　つやつや感が美しい黄色の紙です。

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5.ミランダ | ひまわり 四六判Ｙ目 100kg

紙の表面に赤、青、白のガラスフレーク（ガラス粒子）を散りばめたファインペーパー。
3色の微細なラメが光に反射してきらめきます。

田中　きらめくお星様をイメージするキラキラの紙を選びました。
繊細なキラキラはガラスなんですね。この紙1枚だけで星空を見ているようです。

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6.レザック７５ | 黄色 四六判Ｙ目 90kg

「レザーライク」の造語から名付けられた、レザックシリーズの1975年発売商品。
キッド（子ヤギの革）風のテクスチャーを表現したエンボスペーパーです。

田中　5月で選んだレザック66よりも制作年が新しいレザック。

同じシリーズでも全然違いますね。

子供のころ図工の時間に、アルミホイルを一度くしゃくしゃにして広げて、その上にセロファンを重ねて星を作ったことがあるんです。この紙を見てそのことを思い出しました。
星型に切り抜くとエンボス柄が面白い表情になりそうだなと思って選んだ紙です。

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7.リバーシブルプレーン | イエロー 四六判Ｙ目 180kg

優しい風合いのある黄色の紙と白い紙のリバーシブルペーパーです。
印刷や貼り合わせではなく、紙を抄く際に2色の紙を重ね合わせています。

田中　しっかりとハリがある工作向けの厚紙をセットに入れたくて選びました。
山吹色の鮮やかさはピカイチですね。
ひとつの製造過程で貼り合せで作るって合理的でいいですね！
製造方法を聞いて、この紙が今回のセレクトのイチオシになりました（笑）
白い方も裏ではなくて、ちゃんと風合いがあって使えます。

※2014年5月　廃品となりました。

微細な木材片を抄き込んだナチュラルな風合いのファインペーパーです。
代表的なひげの形「カイゼル」から名付けました。

田中　黄色からゴールドまでの自然なグラデーションをつくりたくて、あえて渋めの紙を選びました。 あんこに塩を少しだけ入れるみたいに、キラキラのお星様を際立たせる、

隠し味みたいな紙です。

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上品なつや消しゴールドのファインペーパーです。
99.9％の高純度アルミニウムを蒸発させて、紙の表面に定着させています。

田中　ゴールドには、いろんな質感や明かるさ、赤み黄みなどの色味がありますね。
この紙は金箔のイメージに近い色味と薄さが面白いなと思って選びました。

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動物の毛のようなウェーブラインのエンボスを施した、ゴールドのファインペーパーです。
「オフメタル」は「オフセット印刷ができるメタリックな紙」に由来。

田中　普段のデザインには使いにくいような柄が入ったゴールドですが、あえてA4のセットに入れることによって、新たな発見があって楽しめるかなと思って選びました。
つるつる光沢のオフメタルよりも指紋が付きにくくて工作しやすいと思います。
模様つきの、おねえさんゴールドです。

※2014年6月　廃品となりました。

フランス語のBelle（美しい）とCouleurs（色）の造語から名付けられたファインペーパーです。 自然な肌合いと豊富な色数が特徴です。

田中　明るくてちょっとチカチカする感じの黄色だけど、手触りが優しくて、奥行きも感じます。 お星様のイメージを代表するような黄色の紙です。

• 銘柄の詳細　※2014年7月　NTラシャに統合しました。

田中　先月しずくの形を切ってグラデーションに並べたらとても綺麗だったので、星でも。
　　　　グラデーションてホントに気持ちがいいいです。

田中　星のカードを円に並べて、リースにしても可愛いです。
繋げてネックレスにもできそうですが、ちょっとちくちくしそうですね（笑

田中　流れ星のチャームをあしらった、7月のギフトラッピングです。

先ほど作った星型カードの裏に両面テープをつけてシールを作り、貼り付けるだけでも可愛いラッピングになりますが、ちょっとアレンジをして流れ星にしてみました。

流れ星のほうきは、細長く切った紙の端を持ち、定規の背で押さえながら上から下にシュッとしごいてカールを付けます。紙によってもカールの強さが異なるのが面白いです。

ルミナカラーが一番カールが強く出ますね。
カールを付けた紙を数本重ねてホチキスで綴じればほうき部分ができあがり。
それを手作りの星のシールで留めれば、願いが叶う流れ星ギフトの完成です。

カールした紙が作る影がカリグラフィーみたいになっていて、これも可愛い。
紙の影は柔らかくて優しい感じがしますね。

田中　星のシールは何につけても可愛いです。
普段使っているDresscoのノートに貼ってみました。
Dresscoに使われている紙もとても綺麗なのですごくマッチしましたね！

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田中　チャームを重ねてパンチで穴を開けて紐を通した七夕の短冊飾りです。
普段目にする短冊は色とりどりだけど、紙の質感もカタチも単一。
これならオーナメント的な感じで飾れますよ。

田中　ポイントは紙の内側にお願い事が書けるところ。
お願いごとって、あまり人に見られたくないですよね。

田中　星のシールでとめて出来上がり。
宝石みたいな願い事がキラっと光って可愛いです。

しおりに使っても可愛いかも。

大人な輪飾り

田中　七夕飾りで紙の帯を輪にして繋げるのはよくありますが、
四角くすることでぐっと大人っぽい、シャープなプロダクトになりました。
縮めて置いたり、伸ばして置いたり、上から吊り下げたり、飾り方は色々です。
立体にすると紙の新たな表情が生まれますね。

田中　材料は幅7センチの帯状に切った紙。
縦はA4のままで構いません。
エッジが大切なので、予め折り線をピシッと入れてください。

田中　両面テープを使って輪にします。
角をピシッと合わせて貼ると綺麗に仕上がりますよ。

田中　細長く切った6枚の紙を編んで、7センチの立方体を作りました。
A4を縦に単純に切っただけですが、組み立てていくと立派な仕上がりになりますよ。

田中　34ｍｍ幅の紙の帯を6本準備します。
7センチ÷2＝3.5センチ幅の紙にすると、組んだときに紙の厚みできつくなってしまうので、
34ｍｍ幅の紙で組み立てると丁度いいです。

予め紙に折り筋をしっかりと入れておくと仕上がりが綺麗にいきます。
紙を折り、定規の背などの平らな部分でなぞるといいですよ。
両面テープも先に貼り付けておきます。

田中　まずは、しっかりとした厚みの紙を2枚選んで、それぞれ輪を作ります。
この2つの輪を土台に別の紙2枚を互い違いに差し込みます。
これで立方体の1面ができました。

田中　残りの2枚の紙も互い違いに差し込みます。
少しややこしいかもしれませんが、互い違いを繰り返していくと、
ルービックキューブみたいに気が付いたら出来上がっています！
組み立てるタイムを競うゲームもできそう（笑）